作詞家 Makoto ATOZIの作詞講座コラム 歌詞の書き方のコツ

作詞で「書けた」と感じる瞬間|プロ作詞家の感覚。

作詞をしていると、
書き出しの一言が乗った瞬間に、
この歌は良い歌になるとわかることがあります。
最後まで滞りなく書ける感覚。
歌の全体像が見えている感覚。
音楽として仕上がった時の響きのイメージ。

それらが、書いている途中で
はっきり見えてくる瞬間があります。
そうして、一言一言。
あるべき場所に、
あるべき言葉が紡げたとき、
私の場合は大きく叫びます。
作詞をしながら叫んでいるのですから、
かなりの変人であります。

私は良い歌だと確信したとき、
作詞をしながら叫びます。

この行為を私は今までの人生で、
何度も繰り返してきました。
魂が震えるような感覚。
出会うべき言葉に出会ったという確信。
この歌は届くのだという歌への信頼感。

この楽曲は私のところへ
来るべきして来たメロディーだったのだと、
心の底から確信する瞬間。

考えてみてください。
一つのメロディーに歌詞をつける権利。
それは、
たった一人の作詞家にしか与えられていないのです。
良い曲だからといって1曲の歌に、
何人もの作詞家が歌詞をつけることはできないのです。

1曲にふさわしい歌詞は1作品のみ。
この栄光を掴み取る感覚。
それが作詞をしている途中で、
はっきりとわかることがあります。
そのようにして書いた歌は、
今までの人生、
必ず採用になってきました。
喜んでいただけてきました。
自分自身が納得できる創作。
それはクリエイターにとって、
最も尊い目標です。

このように抽象的なことばかり話していても、
ならば作詞は感覚なのかということになります。

グッと来る歌詞を書くコツ。
それはメロディーの意図を完全に理解し、
歌の構造を完全に理解して、
今、目の前にある歌に対して、
最適解を見つめること。
そのためには何度かお話をしましたが、
たくさんの名曲を聴く。
何曲も何曲もチャレンジして作詞する。
経験を重ねることで、
見えてくる真実はあります。

数を重ねるたびにフォームは確かになる。
これはスポーツと共通する部分があります。

バットの芯に当てて、
場外ホームランを打つ。
この感覚です。

作詞も、
この場外ホームランの感覚に似ています。
全身全霊を賭けて歌に向き合う。

そのとき、きっと、答えは見えてきます。
私も、これからも、精進いたします。

作詞は自分一人で磨くこともできますが、
他者の視点が入ることで、
見えていなかった輪郭が見えてくることがあります。
必要な方にだけ、
扉は開いています。

▶︎作詞家 Makoto ATOZIの作詞添削

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