×
In

街は生きている 東京山手線にて


街は生きている

夢と時を飲み込みながら


街は生きてゆく

うねりながら 巻き込みながら



街は生きている

波のように 満ち引きのように


街は生きてゆく

時代を映しながら



街は生きている

人々が眠りにつく間もなく


街は生きてゆく

命尽きるまで


人は生きている

この街の中でつよく


人は生きてゆく

自分自身を愛するために

Author

atozi@nifty.com

Related Posts

In

詩 魂の応答

愛と引き換えに 魂は何を知り 羽を広げる 出会い 結合 物語の変遷 私の不在 迷い それは年月日を重ねた 私は今 魂に問う 永遠の生命よ 私の本質よ もう隠れたりしないで 待たせたことを許して 心と身体は生命に添い でしゃばらないから 魂の応答よ 永遠の生命を此処に 遥かな螺旋の記憶 巡り会えた幾億の輝き 光を辿る 魂は応答し 意図を観る 今を創り変える...

Read out all
In

詩 バタフライ伝説

小川の水面は柔らかく柔らかく それはとろけあう桃のように光り流れる 私が部屋で読書をするときも 目を閉じて呼吸を整えるときも マリオネットの如く内的または外的な 操りの糸に惑うときも 変わることなく小川は流れる 私の今このとき 同じとき 鳥は羽ばたき 車は走る 誰かは何かを考え 誰かと誰かは接吻をしている またはもっと深く 私がひとつくしゃみをしたからといって 川の流れが逆になったりはしないのだけれど 私が何か意図したときに 一羽の蝶が生まれるなんてことは? 私にあなたに愛満ちるときに 太陽が私たちを抱擁するなんてことは? 川の水面の輝きが変わるなんていうことは? きっと あるのかもしれないと思うと とても とても 楽しい それを私はバタフライ現象のように...

Read out all
In

詩/ 詩に草原の薫る頃

詩に草原の薫る頃 それは太陽の朝焼け あの日の少年は子供部屋でケルト神話に夢めくり かすみ草のような笑顔に恋をしていた頃 胸抑えた密かな鍵っ子のテレビジョン 童が真似る大人恋の演技 土砂降りの接吻 詩に草原の薫る頃 星空はオーケストラ 神様はいつも一緒 仏壇に手合わせ瞳閉じて内側に光る橙光 洋菓子釜戸とカスティラの深い匂い 手作り小屋 離れ子供部屋の登り手はアスファルト 煙草煙舞う店に聴こえるパープルレイン 人とは違うも気づかずに手にする美人画切手 重ねる年月ごとに詩に説教が滲む今思う 詩は草原の薫る頃 目覚めたリビドーの熱 それを諭すような真我の声 従えるなら詩人は今もなお 詩に草原の薫る頃 あれは鮎の友釣り ピチャピチャと光る水の冷たさ 麦わら帽子の従兄弟 またはサンシャインビルへの寝台列車 首にパネル下げて 下敷きに映し見た後ろの机 気になるあの子 少年は移り気...

Read out all
In

詩 花はひとりではない

花はひとりではない 花はひとりではないのです
何枚もの花びらが
寄り添い初めて花になる 

花はひとりではないのです
何枚もの緑葉が
寄り添い初めて花になる 

花はひとりではないのです
何本もの根っこが
寄り添い初めて花になる 

花はひとりではないのです
振り向けば 私たちも


Read out all
In

それぞれのように

お月さまになったような気持ちで世の中を見てみる大切な人の孤独が観える 太陽になったような気持ちで世の中を見てみる大切な人の一所懸命が観える 海になったような気持ちで世の中を見てみる大切な人の思い出が観える 山になったような気持ちで世の中を見てみる世界の哀しみが観える 人として世の中を見てみるそれぞれのように慈しむ生命でありたいという星の数ほどの心が観える

Read out all
In

詩 虹はたしかにそこにいる

虹はたしかにそこにいる
 虹は今頃なにしている
空の向こうで なに想う 

雨と一緒に待っている
太陽さんとお話ししている 

虹は今頃 誓うだろう
「雨のあとには わたしが来ます
見事な七色待っててごらん
空にでっかい希望のアーチ」
 
ときめくあの日のようでしょう
せつなくうれしいときめきよ  

虹は今頃どこにいる
左の胸に手をあてて
ドクンドクンとたしかめる 
虹はいつでもそこにいる
虹はたしかに
そこにいる

Read out all