2000年、私は平井堅『楽園』で、
壊れゆく世界の姿を描いた。
揺れ動く時代の中で、
それでも消えることのない愛。
あの歌を書く時、
私はただ一曲の歌詞を書いているつもりではなかった。
時代に響く歌を書きたい。
人の心の深い場所に届く歌を書きたい。
私は祈りに近い気持ちで『楽園』を書いた。
あれから、いくつもの年月を経て、
2026年の今、
あの頃とどこか重なるような気配を感じている。
世の中は揺れ動き、
人々は確かな何かを求めている。
それを愛と言ってしまえば簡単だけれど、
そんな綺麗事を越えて、
人々は今、どこかで救いを求めている。
ギリギリを生きている私が言うには、
笑われてしまうようなことかもしれない。
けれど、今年は私にとって、
再生の一年になる。
もう一度、歌に向かう。
もう一度、言葉に向かう。
日本中へ届く歌を書きたいという願いを越えて、
今は、世界に響く言葉を書きたいと思っている。
世界に届く歌を書く。
私の生き様が、
誰かの勇気になるように。
これまで以上に、
歌に生きよう。
あなたにも届くように。
詩人・作詞家
Makoto ATOZI
