歴代、私のマネージメントを勤めてくださったマネージャーの方々がいる。
全て恩師である。
10年以上、私の仕事を見ていてくださった、
以前のマネージャーは何度も私に忠告をしてくれました。
「ATOZIさん、現役の前線にいたければ作詞講師はしてはダメよ」
私が生活のために作詞講座を開こうと相談するたびに、同じ答えが返ってきた。
生活のためだけに作詞を扱うことの危うさはある。
教えるということはそれほど重い行為だ。
マネージャーはただそれを私に伝えようとした。
あれから時代は変わった。
音楽業界もただ歌を書くだけで暮らせるようなクリエイターの人数はかなり減った。
私もやはり暮らしのために作詞を教えることにした。
作詞を教える。それはとても困難な作業である。
学ぶ側からすればただ教えて欲しいことを聞くだけ。
教える側はその問いに対して確実な答えを用意しなければならない。
歌を一曲書くということは、
とてつもないエネルギーを要する作業である。
しかも、他者が書いた歌を理解し、それを昇華させるお手伝いをする。
それは瞬間技でできるようなことではなく下準備も必要になる。
それでも私は作詞の方法を教えることを選んだ。
一つにはそれが私自身の喜びでもあるからだ。
初心者歓迎とは謳いながらも、
私の講座に来てくださる方々の中には、
これは、と思う才能のクリエイターもいる。
彼ら彼女らがやがて日本の音楽を変えてくれることを、
人々に希望を与えるような歌を書いて歌ってくれることを願っている。
作詞を習うということは良いことなのかどうか。
その本当の結果は私にもわからない。
私自身、仕事で歌を書きながら、
プロデューサー、ディレクター、マネージャー、アーティストから学んできた。
自分だけではできなかった仕事ばかりだ。
願わくば私の作詞講座に来た人に、
生きていく希望のようなものを与えたいと思う。
作詞を学ぶということ。
そのために誰を師と選ぶか。
それもまた運命の分かれ目でもある。
必要な時に必要な人と、
人は出会うものなのだと思います。
扉は開かれています。
*作詞に関する30分の個別相談を受付しています。
歌詞の方向性、サビの弱さ、メロディーと言葉の関係、
作品の現在地を、
作詞家の視点から一緒に整理します。
詩人・作詞家
Makoto ATOZI
