11月の太陽

 昨夜は寝やすい気温の夜でした。心地よく目覚めた。いま、このコラムを書きながら、外では小鳥の鳴き声がゆっくりとチュンチュンと響いている。ハイファイな感じ。脳の高い部分に届いて心地よい。そして部屋の時計の音。

 タイトルの「11月の太陽」に、「今は10月だよ」と突っ込まれそうですが、今後、何かを書いたりする場合、このネーミングを添えようと考えています。…と、あえていうほどのことではないかもしれないけれど。

 不似合いかもしれないけれど、ぼく自身が、11月生まれで、日曜日生まれで、太陽の星座らしくて、思い浮かんだこの言葉がすごく気に入ったからです。

 11月の…とつけると少しだけ肌寒そうな太陽ではありますが、それくらいが丁度良いと思いました。

 歌を書いて22年。

 すごく恵まれたご縁ばかりをいただいて、それなのに、自己中心に生きて、多くの回り道をしてきた。

 だけど、それくらいのことがないとお前は気づけないだろうという、天の計らいで、自分にはこういう人生が与えられているのだと思う。

 この人生で本当に伝えたいこと。

 それは、ぼく自身が与えられてきた無償の愛。

 本当は誰もが与えられている無償の愛。

 それなのに暴走し、自分本位を生きる人間のおろかさ。

 心を整えよう。

 偉そうなことなんて言えないから、自分にできることをこれからも探そう。

 南の窓に日が射してきた。

 今日は1レッスン。しっかりと向き合わせてもらいます。

 5日間のファスティングも無事、越えて、身体も少し軽くなりました。

 AIに完全な正解(パラドックス逆説)な指令を与えるとヒートしてしまうように、本当の正解なんてない世の中で、いま、このときを、自分なりに生きるしかない。

 そうしてきっと、いつのときも、いまがベストアンサー、として歩みたい。

 がんばろう。自分なりに。

 身体中に笑顔がありますように。世界が笑顔に見えますように。

 ぼくが、あなたが、幸せでありますように。

 Makoto ATOZI